ウォータージェット工法
WATER JET
超高圧の水を噴射させて、コンクリートやさまざまな材質の付着物、劣化物などの対象物を「剥がす」「削る」「切る」「斫る」「洗う」技術です。主に水を利用するため、無振動、無粉塵、低騒音。作業に伴う粉塵は、水とともに回収し、適切に処理して排水するため、環境に配慮した先端工法として注目されています。大気中に粉塵が発生することも抑制でき、作業者にも優しい工法です。
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ウォータージェット工法で「メンテナンス(斫り)」を行うメリットBenefits of Maintenance
劣化した部分だけを的確に除去し、健全なコンクリートを残すことができます。
剥落の可能性がある脆弱部の補修や美観回復のための表面処理など、幅広い用途で活躍します。
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対象物への損傷を抑制
圧力と水量を細かく調整することで、対象物を傷めることなく劣化部のみを除去できます。従来の方法では、劣化部が深部に及ぶ場合に広範囲を斫る必要があり、不要なひび割れが発生するリスクがありましたが、この工法なら必要最小限の深さと幅で処理できるため、効率的かつ工期の短縮が可能です。
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幅広い材質に対応可能
音速の約3倍に匹敵する圧倒的な破壊力を持ちながらも、圧力や水量、湿度までも細かく調整できるため、コンクリート、金属やプラスチック、石材など、多様な素材に対応できます。レーザーでの斫りと異なり、歪みや変色、焦げなどの心配がないため、対象物を選ばず、幅広い用途で使用できます。
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付着強度の向上
ブレーカーなどによる斫り処理と比較すると、微細なひび割れなどの影響を残さず、対象物を損傷させない利点があります。ウォータージェット工法での斫り処理面は自然な凹凸ができるため、コンクリートの再打設時に優れた付着性能が得られ、補修の耐久性が向上します。
02
ウォータージェット工法で「区画線消去(塗膜剥離)」を行うメリットBenefits of Line Removal
水圧を使って、道路区画線を取り除きます。切削工事とは異なり、非破壊で塗膜剥離が可能になるのが最大の強み。
路面のダメージを最小限に抑えながら区画線を消去します。
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路面の保護と再塗装の向上
従来の機械式切削では、塗装面を深く削り取る必要があり、路面にダメージが発生していました。ウォータージェット工法では路面の凹凸形状を維持しつつ標示塗膜を消去するため、路面への損傷を最小限に抑えます。これにより、排水性塗装の排水機能を保持でき、消去後すぐにライン設置も可能です。
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飛躍的な作業効率の向上
1時間あたり300mの消去速度を誇り、従来の切削工事に比べて3倍以上のスピーディーな除去を実現します。これにより交差点、交通量の多い場所でも早期に規制を緩和でき、工事影響を最小限に抑えられます。また、全天候型で、雨や雪の日でも作業を完遂でき、迅速な対応が可能です。
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部分消去も可能
鉄板によるマスキングを行うことで、設置された区画ラインの一部分だけを消去することができます。これにより、細かい修正や部分的な修繕も対応可能です。また、不要な部分だけを効率的に取り除けるため、工事のコスト削減にもつながります。
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保有車両・機械fleet
[ NLB社製 ]
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ウォータージェットポンプ
2400bar×41L/min1台 -
エアー回転ガン
2台 -
高圧スピンジェット
2台 -
ハンドアクアブラスト
2台 -
エア制御直射ガン
2台
04
施工事例WORKS
現在、施工事例はありません。